THE TERMS OF THE KNIVES

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アイボリー

本来は牙のことをさすが、一般的には象牙のこと。 ▲ページの上へ
  アイボリーマイカルタ 紙を積層してエポキシ系樹脂に浸し、加圧成形したもの。  
インターフレーム 主にフォールディングナイフに使われる技法。金属のフレーム中に、別のハンドル材を埋め込んだもの。  
 

インテグラルナイフ

一枚の鋼材から、ブレード、ヒルト、バット部分などを削りだし、一体化したナイフ。  
  インプルーブドハンドル ラブレスが考案したハンドルの形。ヒルトをなくし、人差し指が掛かる凹みをつけたもの。  
  インレイ ハンドル材に、装飾の貝とか金属板を埋め込んだもの。  
ウッドマイカルタ(R) 飛行機のプロペラなどに使われていた積層合板と同じ。ハンドル材として使う。  
ATS-34 ナイフ鋼材。耐食性、耐磨耗性、靱性などあらゆる面で他をしのぐ高品質な鋼。日本の日立金属が開発した。ラブレスが使い世界的に認められるようになった。  
  エングレービング ヒルト、ボルスター、ブレードなどにする彫刻。  
  オイルストーン 砥石の一種。粘度の低いオイルをつけて使う。 ▲ページの上へ
ガード ハンドルとブレードの間につく鍔のこと。  
キャンバスマイカルタ(R) 麻を積層し、フェノール樹脂系のもので加圧成形したもの。  
  キリオン 指を保護するための突起したもの。  
クラウンスタッグ 鹿角の付け根の部分で、王冠状のところ。  
  グリップ 握りの部分。ハンドルという方が多い。  
  クルックドスキナー アメリカ西部のマウンテンマンが使っていたスキニング(皮剥ぎ)ナイフを、ラブレスが現代的にデザインしたもの。  
経年劣化 自然素材は勿論、鋼なども、経年して変化し劣化することをいう。ナイフの、保証の対象にならない。  
  ケーパー ハンティングナイフの形状のひとつ。ブレードは直線的だがポイントが鋭く、細かい作業に向く。  
硬度 焼入れ、焼戻し、両熱処理後の鋼の硬さをいう。一般的にロックウェル氏硬度計のCスケールで測定され、HRcで表示(HはHardness、RはRockwell、cはcスケール)され、HRc60などと表記する。 ▲ページの上へ
  ココボロ 一般的によく使われる天然木の名前。  
  コンベンショナルハンドル ラブレスの標準型ヒルト付きのハンドル。  
サンバースタッグ サンバーは、インド、スリランカ、東南アジア、東インド諸島、フィリピン群島の水辺に生息する大鹿。ハンドル材として使用される。入手が困難になりつつある。  
シース 普通は、革のケース。金属、木などで作ることもある。  
  シースナイフ ブレードとハンドルが固定されて、折りたたみのできないナイフ。シースを必要とする。  
  シャープニング 刃を研ぐこと  
スキナー ハンティングナイフの一種。皮剥ぎ用のもの。刃先は、湾曲の大きい形状をしている。  
  ストック&リムバール法 ラブレスが導入し確立した工法。打ち出して成形する鍛造とは違い、金属(ブレード材)を削って作り出す方法。鍛造する必要がなく画期的な方法で、ナイフ作りを容易なものにした。 ▲ページの上へ
  スタッグ 鹿の角。  
セミスキナー スキナーより刃先の湾曲を小さくしている。ポイントを使う作業が容易で、オールラウンドに使える。  
ソングホール 革ひもを付ける穴。  
タング ハンドル材をつけるための中子(刀身の、つかの中に入った部分)、込み。  
チェッカーリング ナイフに滑り止めを刻むこと。  
ドロップポイント ラブレスが考案したハンティングブレードの形状。ディアハンター用。ブレードのバック(背の部分)よりポイントが下がったもの  
熱処理 用途に応じて鋼に、必要な特質を与えるためにする。加熱と冷却の操作。  
バット ハンドルの後端の部分。  
  ハンドル材 グリップの素材。マイカルタ(R)(樹脂を加圧成形したもの)、動物の角・骨・歯・牙・貝殻・天然木・金属などを使う。  
ヒルト つか。キリオンのないのもあり。 ▲ページの上へ
フィンガーグルーブ 指が納まるように、グリップに切り込みをつけたものをいう。  
  フォールディングナイフ ブレードがハンドルの中にたためるナイフ。  
  フルタング ハンドル材に付いている中子が、グリップの形状と同じ形になっているもの。  
  フルテーパード・タング ハンドル材を取りつける中子(タング)が、テーパー状に段々薄く削られているものをいう。ラブレスの考案で、結果、強度を損なわずに軽量化された。  
  ブレード 刃全体のことを指す。  
ヘアラインフィニッシュ ブレードに、サンドペーパーなどで細かい線模様を一面につけたもの。  
  ベルトグラインダー ナイフを作る工作機。鋼や鉄を、回転するベルトサンダーで研削する。  
ボウイナイフ アラモの砦で、ジェームズ・ボウイが使った大型ナイフ。  
  ホーニングオイル オイルストーンなどに付けて使う研ぎ上げ用オイル。 ▲ページの上へ
  ポイント ブレードの最先端。尖った部分のこと。  
  ホローグラインド ブレード面を凹状にグラインダーで削る方法。研ぎ減りしても、刃の厚みが変わりにくい。  
  ボーンスタッグ 牛骨を角のように加工し、染色したハンドル。主にポケットナイフに使われる。  
マイカルタ(R) ウエスティングハウス社(米)の登録商標。紙、木、布などを何層にも積層し、樹脂で加圧成形したもの。積層した素材により、キャンバスマイカルタ、リネンマイカルタ、ウッドマイカルタのように呼ばれる。 ▲ページの上へ
  マストドンアイボリー マンモスと同じ頃に生息していた象の牙の化石。希少価値の高い天然材である。ワシントン条約に抵触しない。  
ミラーフィニッシュ ブレードを鏡面のように仕上げる。  
ユーティリティーナイフ 多目的に使えるナイフの総称。ポイント付近は湾曲し、ブレードのストレート部分を長く取っているものが多い。  
ラップドタング 真鍮、ニッケルシルバーなど金属で、タング(中子)を覆ったもの。  
  ラブレスポーチ ラブレス考案のシースの機構。シースにナイフを入れたとき、激しく動いたり、逆さまにしても、不用意にナイフが抜け出さないようになっている。ヒルトを中子で止めてロックしている。  

リカッソ ブレードと、ハンドルまたはヒルトとの間をさす。  
  リネンマイカルタ(R) 木綿布を積層し、フェノール系樹脂で加圧成形したハンドル材。 ▲ページの上へ




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